ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ダンサー文化

昨日の動画で、ごまのはえ氏ダメ出し中に
後ろでしなやかな動きを見せていた佐伯有香嬢。
モノクロームサーカスのダンサーさんだ。

今回、『チェーホフの御座舞』でもイメージの幅をグンと広げてくれている。

身体の趣くままに動いているように見えるけど、
実は芝居との緻密な組立てがされているのだ。
素敵すぎて、見ほれないように注意している。

ただ、肉体で表現するダンサーさんは、役者とちょっぴり感覚が違う。
上半身は男性の前でもパッと着替えちゃう。
初めて見た時は、びっくりした。
「さすが、文化が違うわぁ~」と思わず口走ると、
次から女性役者と一緒に着替えてくれるようになった。
更衣室でくつろいでいる坂本公成さん(モノクロームサーカス)にも
「出て行ってくださいよ」と言ってくれた。

でも今日、衣装さんが「スカートの下にスパッツをはきますか?」と言ってきた時には
「構わないけど、ダンサーとしては、スカートの下にスパッツをはくことはタブーなんですよね」と答えていた。
「パンツが見えるのが嫌なら、最初からズボンで踊れ」ということらしい。

な、なるほど。
異文化コミュニケーション、色々目を開かせてくれるわぁ。