ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

サハリン島の足取り

チェーホフの御座舞』東京公演にむけて、今日は第3幕の稽古。
ここは坂本公成さん(モノクロームサーカス)の仕切りによる、ダンスの幕。
ダンサーだけでなく私達役者も一応、振付みたいなものがある。
イメージは、ロシアの民衆。
「一歩歴史を歩むのに100年くらいの重みを感じてください」
「仏さんの足に踏み潰されてるみたいな気持で」
などと演出されている。

京都の本番中は、本当に一歩が重かった。
骨折に始まり、色々身体を痛めていたからなぁ・・・。
本番から10日経って、今日歩いてみると、
びっくりするくらい足取りが軽くなっていた。
あれ?
身体が回復したのかな?

でもなんか、楽してる気がして、
(これはいかんかもしれない)
と、申し訳ない気持ちになった。
う~ん。これが共産主義の気分かぁ・・・(違うよね)