ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

実家の着倒れ

実家へ着物を掘り出しに行く。

着物には、色々決まりがあるようですな。
ちりめんやら紬やら八丈やら・・・。
「これは高価やけど、改まった席には着て行ってはいけない」
などと言われて、「え~?!」となる。

母に教えてもらいながら、試着。
それぞれに物語があっておもしろい。

母が嫁入りの時にもらったちりめんの白地反物。
ある日下校すると、菊の柄の反物に変身して玄関にあった。
子供心に(きれいやな~)と思っていたら
いつの間にか、着物に仕立てられた。
その明るい色の着物を選んだ。

着かけては、
「じゅばんの襟を縫いつけなあかん」
「やっぱり補正タオルが足りひん」
「帯が二重太鼓になってしもた」
「ちょっと待って。じゅばんの伊達締め忘れた」
などと、何度も結び直し。

気がつけば、電車に乗るはずの時間。
キャー!!
集合時間に40分遅れたのは、そのせいです。
どうも、すみませんでした。