ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

聚楽第など、ない

「地域発誘客プログラム開発府民プロデューサー養成講座」2日目の午前中は、”らくたび”ガイドさんによる、京都散策。

それがもう、マニアックなコースでねぇ。
一条戻り橋→楽美術館(外観)→武者小路千家・中村家(外観)→狩野元信邸宅址→西陣織会館(トイレ休憩)→晴明神社→千両ヶ辻→名和長年公殉節之碑→梅雨の井(聚楽第跡)

西陣南側一帯を歩いたんだけど
ほとんど住宅街の石碑巡りでした。

聚楽第にあったという井戸なんて、「秀吉から四百年 梅雨の井跡」という手書きの看板があったかと思うと、
現地は錆びたポンプが遺された、ただの荒地。

がっかりを超えて、呆れて、笑えてくる。
洛中洛外図にも記された、歴史ある井戸よ。
なのにポンプて・・・!
昔の風情を残してるならともかく、
つい最近まで使ってたまんまやん!
突っ込みどころ、満載。

豊臣秀吉の作った聚楽第は、徹底的に壊されたので、一切跡形がないんだって。
これが唯一の証拠なんだって。

ガイドさんの説明を聞いていると
こんな住宅地に一気に昔の景色が立ち現れてくる。

安上がりでも、ロマンがある旅やわぁ。