ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ようこそ、平成女鉾清音会へ

平成女鉾清音会に新メンバーがやってきた!
応募人数、15名。

会長として挨拶。

私達の会を説明するのは難しい。
月謝を払って習う、お稽古事ではないし、
習得したからと言って、プロとして食べていけるものではない。
それに祗園囃子は、一生かかってもなかなか究められるものではない。
でも、メンバーが一体になって奏でられた時の気持ちよさったらない。
あいにく私達は、なかなか発表できる機会がないけど、
限られたチャンスだからこそ、余計に集中して、
魂が舞い上がるようないい経験を何度もしている。
新しく入会する人とも、ぜひ共有したい。

また私達は、市民から集まった5000万円の寄付で作られた
「平成女鉾」という鉾を持っている。
企業や行政や法人という後ろ盾はないが
平成女鉾清音会の囃子方運営メンバーとして、夢と誇りと責任を持って
鉾の管理、会の運営を自分達で行っている。

とにかくまずはこのご縁を大切に楽しんでほしい。
ここは年齢層も広く、色んな職業、人生体験をしている女性達が集まっている。
この会に関わる事によって、お互いの人生も幅が広がるはず。
ようこそ、平成女鉾清音会へ。

事前に原稿を用意できなかったけど、大体こんな事を話したと思う。
新期生に私達の情熱が伝わってたらいいな。