京都音楽博覧会を聴きに、梅小路公園へ。
くるりが主催している、音楽イベントだ。
12時から19時まで音楽漬け。
出演者は、
ふちがみとふなと
Benn Kweller
矢野顕子
BOGABNO3 feat. らきた
奥田民生
石川さゆり
くるり
時折聞こえてくる蒸気機関車の汽笛と、芝生の匂いの中、
出演者もギター一本、ピアノひとつなどのシンプルな構成で
ゆるいけど中身の濃い音楽祭だった。
お客さんも出演者ごとにがっさり移動するので、
好きなアーティストは結構近くで見れるのだ。
私の目当ては、アッコちゃんとさゆりさん。
アッコちゃんは『夏の子供』から歌い始めた。
夏休みが戻ってきた感じ。
『Rose Garden』は渋かったなぁ。
奥田民生さんが岸田繁さんと協演したのは『息子』
そんなアンプラグドな中に登場した石川さゆりさん!
見事でした。
1曲目の「津軽海峡冬景色」では、若者の多い会場で
手拍子が先打ちと後打ちに2分されはしたものの、
ぐいぐい持って行きました。
「あぁあぁぁあ~」のうなり節と共に「ぉぉ~」とどよめきが沸き起こる。
『桜夜』『京都の通り名』『舟歌組曲』など
一曲ごとに、がらりと雰囲気が変わる。
可愛かったり、色っぽかったり、漁師になったり、ジャンプしたり。
『天城越え』は大リーグイチローバージョンでと言うから
心配したけど、しっかり越えました。
最期まで歌い切った後のあの般若みたいな表情、生で見れて本当に良かった。
会場はいつの間にか後ろまで一体になって、
さゆりさんが退場しても余韻が抜け切らず、胸がいっぱい。
しばらくして、「すげー」「すげー」
しまいには「これを呼んだ”くるり”すげー」などと口々に聞こえる。
本当に凄かったよ。
歌に打たれた。
その後のくるりもたくさん聴けたし。
いや~色んな音楽の良さが知れた、いい博覧会でした。