桂枝雀さんの落語DVDを見る。
「愛宕山」と「貧乏神」
枝雀師匠の落語はかすれ声やし、滑舌も良くない。
でも愛嬌がある。
愛宕さんを登る一八の、しんどそうなこと。
貧乏神の気のいいこと。
思わず声を出して笑ってしまった。
可愛げだけじゃなく、枝雀さんはチラッチラッと冷静な顔も見せる。
しんどそうな一八を上から見下ろす旦那はんの表情。
お金をせびられて、懐を見る貧乏神にほくそ笑む人間。
一人でもサブリミナル効果ができるからすごい。
よっ、名人芸!
それにしても、「しじゃく」と入れても漢字変換してもらえないのは、
もう、そんな時代なんかなぁ・・・。