ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

神式お通夜

知人のお父様が急逝されたとのことで、高台寺へ。
式は神式。
(お寺で神式?)と思ったけど、
神社では葬儀を行わないらしい。

神式のお通夜は初めてで、やや緊張。
”19時開始”とあったのに、18時20分くらいに着いてしまった。
(どうしよう)と思っていたら、お斎主様(神官)が入場。
私は人数オーバーで会場には着席できず、外で様子を伺った。

神官さんが祭詞を奏上しておられた。
スピーカーから、もれ聞こえる。
神式では、死は穢れたものと見なすので、
亡くなって残念な様子が伝わってくる。
その後、会場の明かりが一斉に消された。
祇園祭の、御霊遷しと同じだ。
魂が遷されたのね。

参列者はその後、玉串を奉納して、しのび手を打つ。
持参した数珠の出番はなく、他の人のお作法を見て真似をする。

喪主さんは、丁寧に頭を下げてくださった。
その様子を見て、込み上げてしまった。
どんな式でも、お父さんを亡くした悲しみは同じだ。

仏教では、
「故人は極楽浄土に行ったのだから今頃ベーブルースに挨拶してますよ」
と言ってくれたけど、遺された人はやっぱり寂しいもの。
お父さん、神様は違えど、あの世でMさんのお父さんに会ったかな?
キヨシローさんとも仲良くしてますか?