ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ヒルズハウス

本日は、ヒルズハウスに泊まる。
決して高級住宅地ではない。
滋賀の奥山にある、建てかけ山小屋だ。

去年3年前も泊めてもらった。
ここの恐怖は癖になる。
特に恐いのは行くまでの道のり。

ラジオから流れる、どんな曲も恐怖の序章に聞こえる。
クラシックは恐い。
ヒップホップでさえも、
(こんなにはしゃいでいた旅行者が、あんな事になるなんて・・・)
など、アメリカのホラー映画を想像してしまう。

途中で「あれ?こんな道あったっけ?」と聞くと
運転していたAさんが
「ヒッヒッヒ。実は私はAさんではないのだよ」
と、ベリベリ顔をめくる仕草をして、本気で恐かった。

山道の急斜面が登れずに、4駆がうなり声を上げながら下がっていくのも恐かった。
車を降りて、真っ暗の中、置いてけぼりになりそうになり、また別の恐怖を感じた。

到着しても、玄関に行くまでが恐怖。
足に山ヒルがついているかもしれないもの。
だから、ヒルズハウス。

小屋で朝を迎えて、昨日の恐怖を笑い話にするのがサイコーに楽しいひと時。
あ~今年もいい空気を胸いっぱい吸って、身体にご褒美。