書家の齊藤江湖さんの展覧会を観に、東山のギャラリー圓夢へ。
「書と銀と」というコンビネーション・エキシビジョン。
陽が落ちるのを待って、パフォーマンス。
ゆやさんという歌い人に合わせて、
齊藤さんが席書する。
独特の声と歌で、一挙に不思議な空間ができた。
天啓を得たかのような齊藤さんの筆が、大胆に、繊細に踊る。
その軌跡が紙に残る。
水と墨と筆と灰で、こんなにも表現できるんやなぁ。
大きいけどユラユラとはかない「陽炎」という字と
浮遊する「蜉蝣」の字。
中心に、濃く小さく「いきる」と書かれました。
いやぁ完全に惹きこまれた。
5分くらいのパフォーマンスやったけど、涙が出そうになりましたよ。
字から、意味とイメージが伝わってきました。
かそけきものに、宿る命。
生きな、な。