ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

乙女の同窓会

中高時代の同窓会へ。
私は中高一貫の女子校へ通っていたのです。
会場へ向かうと、女子のおしゃべりの声が近づいてくる。
にぎやかでワイワイ。
だがピアノが流れると、裏声で賛美歌を歌い、
お祈りの時にはシーンと静まる。
いやぁ、サガというか、習性はコワい。

予習(復習?)もせずに行ったけど、
結構覚えてるもんやね。
みんな働き盛り、色んな方面で活躍している。
アラブの油田開発をしているM、
サルサを踊りに、世界のクラブを渡り歩いているH、
海上自衛艦の一日艦長をするM。
久しぶりに集まって政治の話なんかをする。
おばはんというより、おっさん化している人が多い。

キリッとした顔立ちのMは、
中高時代、バレンタインに同級生や後輩からチョコをたくさんもらったそうだ。
(これではあかん)と思い、
チョコを買って従兄弟にプレゼントしたらしい。
彼女の子供の写真も見せてもらった。
男の子の双子で、かなり男前だった。

卒業してから、色んな苦労も乗り越えて、一人前になった同級生たち。
在学時代と違う、新たな関係が結べた。
(私は女子校に向いてなかったかも)と、不幸に思った時もあったけど、
やっぱりここを経ての私、やわ。