ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

夢のひと

『夢のひと』を観に、吹田メイシアターへ。
チケット料金6000円。
このお芝居ために、少なくとも2本の観劇を我慢しました。(ごめんちゃい)

さて『夢のひと』、落ち着いた大阪弁、ゆったりな時代背景
現代版近松を意識しているだけあって、泣かせ所もいっぱい。

小椋あずき嬢は貫禄ある女将っぷりだったし、
渡辺いっけいさんはさわやかな軍人さん。
中でも神田沙耶加さんの、たっぷり情のある演技!

標準語は素直に耳に入ってくるのに、
変な大阪弁って、「んんっ?」てひっかかってくるのよね~。
関東出身の役者さん達が、それを感じさせなかったのもすごいです。

カーテンコールで、客席からおばちゃんが「泣いたぁぁ」と
微妙なテンションで声をかけたのが合格の証。
地方公演もがんばってくださいな。