鴨川は、野鳥の楽園。
サギ、トンビ、鵜、マガモにツバメも加わって、大賑わい。
今日は、カルガモの親子を見た。
その育児法は、かなりスパルタだ。
1mくらいの流れの落差があるところを、親ガモが上る。
5羽の子ガモ達も続いて上ろうとする。
が、
子ガモから見れば、背丈の20倍くらい高い滝である。
泡立つ流れの只中でとどまるのが精一杯。
一生懸命かいてかいて、
一羽があきらめて水流の穏やかな淀みへ逃げた。
続いて皆も逃げた。
親ガモは許さない。
再び子供達の元へ降り立ち、見本を見せる。
それは水流をかいて上ると言うものではなく、半分飛んでいる。
子ガモらはまだ翼もない。
傍から見ても、絶対無理。
どのように上れと言うのか。
鯉が滝を登れば龍に出世するように、
この鴨達が逆流を溯れた暁は、
鴨川のみならず、
太平洋を制する渡り鳥に成長するのであろうか。
いやカルガモは渡り鳥ではありませんでした。