ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

雪の日の鉾

開町2日目。
今日は皆さんゆっくりしましょう。
と、スヤスヤ寝ていると、早朝からメール。
「雪です!雨ではなく雪!すごく大粒です!」
キャー!!!

駆けつける当直。
届く現状報告。

提灯が重みで破けてきています。
御幣は特大ビニールかぶせてあるので大丈夫。
石持ちの和紙が濡れています。
テント・お供車大丈夫。
鉾屋根から漏れて床が濡れているところ多少あり。
熱が出てダウンする新期生も。

飛び交う指示。
控え室は土足禁止。
足袋は2枚で、履き替える。
電気ポット持参します。
ショール・コート着用しよう。

2月にあった、初夏の陽気は何だったんだろう?
神様が一緒に気温も連れてきたのかな?

お昼は晴天で、拝観もできたけど、
鉾の上は風通しも良く、極寒。
掛け声をかける息も白い。
でも、駒形提灯の元で囃子をするのが夢だったのだ。
情熱があれば、雪もまた温かし。
そんなこんなで、色々記憶に残る10周年になりそうである。