ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

大映スターズ

平成女鉾清音会でお世話になっている川本浩司さん(74)は、
元・プロ野球選手。
今日は稽古前に、高校・大学・プロでぶいぶい言わせていた頃の
成績や記事を見せてもらった。
う~む、すごい人だ。
プロ野球、打率10傑の一位になったりしている。
代打の神様、八木選手みたいな感じ?

川本さんは、1955年頃、
大映スターズ(ロッテの前身の一つ)におられたそうだ。
当時アメリカ領だった沖縄へ、
キャンプに行ったレポートを新聞に寄せている。

「まるで西部劇の世界」だって。
「反面、沖縄の人達は裸足でぺたぺた歩いている」って。
でもその記事を検閲されて、川本さんのキャンプレポートは中止されたんだって。
「この事は忘れへん」
とおっしゃっていた。

それだけじゃなく、野球選手の記憶力には感心する。
ひとつひとつの試合どころか、一球一球まで覚えておられる。
比べて私は、1回ごとのステージどころか、今年の舞台も怪しいものだ。

役者って、一歩板の上に踏み出すと自分じゃないものに変身するから、
あまり覚えてないのです。
・・・って言うと、気持ち悪がられるかしら・・・?