「グローバル化と日本社会の変容」という
公開シンポジウムを聞きに、佛教大学四条センターへ。
プログラムは4つ。
・グローバル化と日常生活の合理化
ーマクドナルド化する社会ー 丸山哲央
・グローバル化とデジタル化
ー学校に通わないと学べないかー 白石克己
・グローバル化と伝統文化
ー今、祇園祭で守るべきものは何かー 八木透
・グローバル化と心の変容 東山弘子
目当ては3番目の講演。
開演時間に会場に行くと、すでに150人ほどがぎっしり集まっていた。
丸山先生はグローバル化(マクドナルドのように合理化されたシステムが地球規模で画一化)されることに警鐘を鳴らしておられた。でも一方、地球規模で物を考えるとローカル(個性)が見えてくるともおっしゃっていた。
八木先生は、都市祭礼(祇園祭)は風流(趣向を凝らし、魅せる)が本質にあるとおっしゃった。だから変化しなければ続かない。他地域の人への開放、新たな鉾の参入、女人禁制の問題など、形を変える選択はこれからの京都のグローバル化(いい意味でね)にも繋がるのでは、と講演された。
山鉾町の真ん中で発表するにはこれがギリギリかな、と思うような所で止めておられた。
でも平成女鉾清音会会長としては、背中を押してもらったような内容だった。
八木先生は綾傘鉾の役員もされているらしい。
こういう町衆が、祇園祭の色んな所に潜んでおられるのも、京都の奥深さやなぁ。