ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

刹那の思い

次回『FLOWERS』の資料用に、小沢健二を聴いている。
オザケンの『LIFE』というアルバムは時代が生んだ名作だ。
私にとっては、恋の始めに聴くセレクションだ。
ルンルン気分いっぱい。
幸せはじけるって感じ。

だけど今日聞いている『刹那』というアルバムには
”本当は思ってる 心にいつか安らぐときは来るか?” とか
”今のこの気持ちほんとだよね” とか
”ブルーの用意はできてるの” とか
このルンルンが、いつまでも続くものじゃないという予感が漂ってる。

これ、90年代中頃のシングル集だから、『LIFE』と発表時期は同じはずよね。

恋の始めにオザケンを聴きたくなるのは、根底に
(これは刹那の気持ちなのだ)と自覚してるからこそ、なのかしら?
なんて、考え直してしまいました。