ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

露わ損

劇団時代の同期とランチ。
「ひめが前に言ってた、女優魂の話さぁ…」と言い出した。

へぇ?何か言うてたっけ?

別の劇団の同期の女優が、テレビドラマに出演していた話。
女性達の犯罪サスペンスもので、途中まで、彼女は主要な役だったけれど、突然、死体になってしまった。
しかも全裸の死体役。
彼女の露わになっている胸を見て、(私には無理や…)と思った、
という話だった。

そう言えば、覚えがある。
今考えれば、そのシーンで彼女の胸が露わになる必要など、全くなかった。
時代が間違っていた。コンプライアンスアウトや。露わ損や。
聞きながら、また憤慨した。

当時から問題に思っていた私は、やっぱり正しかったと思う。
古い友人は、過去の私の言動を記憶していてくれるから、ありがたいなぁ。