ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

宮嶋みぎわさんconcert

NY上映の時、打上げの段取りなどしていただき、とてもお世話になった宮嶋みぎわさんが来日してコンサートをされるとのこと。

「これは行かないと」と、チケットを買って神戸元町BOT Hallへ。

会場は、満員。

みぎわさんはピアノ、寺尾陽介さんがウッドベースでジャズを奏でる。

演奏中に「はは」と笑ったりして、お二人共、とても楽しそう。

ジャズで遊んでるんやろなぁ。

奏でるのは、みぎわさんのオリジナル曲。

 

プリンのパレードの曲が、面白かった。

プリンが揺れながら近づいてくる様子が伝わってきた。

コロナの時、アジアンヘイトの人に、セントラルパークで突き飛ばされたらしい。

その後リンカーンセンターでアジア代表としてコンサートの依頼があった時に作った曲も良かった。

”イエロー”と言われる肌を、”ゴールド”と言い換えて、これまで移民でやって来た祖先達へのリスペクトを込めた曲。

音楽業界が今、ピンチだという話もしておられた。

CDが売れず、ストリーミングで世界的に大ヒットした「Happy」という曲でも30万円しか入らなかったとか、そんな音楽業界の事態を打開するために、個人的に作曲を請け負う事業を試しているとか。

原田博行君が請け負っているサウンドロゴみたいなものかな?

依頼を受けて作った曲を2曲、歌ありで聞いた。

原田君の曲より長くて、たっぷり展開がある音楽だった。

 

パワフルで、人生を楽しんでいるお人柄がよく伝わった。
不安や悲しみも歌にして乗り越えているのが素敵。

実はみぎわさんとは、NYですれ違いで、お会いできなかった。

神戸ではぜひ挨拶を、と思ったけれど、CDを買うお客さんがずらりと列を作っていて、とても話せる状況じゃなかったので、そっと失礼した。

日本では神戸の他、東京、福岡でもツアーをされるそうです。

ご無事で、素敵なコンサートツアーを。