ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

明治の文芸

今日はファミリーヒストリー探索のお手伝い。

明治40年頃に病院で研修していたという曾祖父さんの手掛かりを探す。

そんな関連で、明治時代の校友会雑誌を1ページずつ繰っていたら、色々面白い記事を発見。

川柳やエッセイとか。

大学創立30周年で相撲大会や六歳念仏、出店や喫茶など、演し物をした記録とか。

会費や寄附金の記録とか。

昔も今も、あんまり変わらへんなぁ。

 

ただ昔の先生方は、教養というか趣味を、医学雑誌で表出している。

小説を書いたり、クラシック音楽を評論したり。

今は分野によって色分けされているからねぇ。

 

そう言えば最近、医学雑誌から芥川龍之介の未定稿と思われていた小説が発見されたのだ。

『體性』という雑誌の編集者がプロ作家の芥川に書下ろしを頼んだのでは、という話。

当時の逐次刊行物は、医学雑誌であり、文芸誌でもあった。

その雑誌を本学で所蔵していた。

ただ今、こちらで公開されています。

kitabunka.or.jp

肝心の、曾祖父さんの足跡は確認できず。

ファミリーヒストリーに寄与できなかったのは残念。

先生、せめて大学に寄附していただいてたら記録があったのになぁ。