ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

古医書

北海道開拓の村に、「近藤医院」があった。
入ってみると、手術台や診察室の奥に医学書を置いている部屋があった。


医事雑誌や医事新聞など、明治時代辺りからの古い雑誌がたくさん。
医学史を研究している人なら、垂涎ものじゃないかしら。
医事集談や療病院新報は京都発行だけど、北海道にも渡ってたのかなぁ。

ここの医師、近藤先生は読書家だったらしい。

図書館じゃなく開拓村で眠らせておくのはもったいない気がするけれど
もしかしたら幸いするかもしれない。

例えば・・・図書館戦争で資料が狩られた時
災害や戦争で電気が使えなくなった時、
ここの本を読んで、命が救えるとか・・・。

大学図書館でも、古い雑誌は電動の書架に配架されていて取り出せないかもしれないしね。
ちょっと覚えておこう、と思ったのでした。