ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

平成男女鉾

平成女鉾清音会について、大学生の取材を受ける。

祇園祭について、山鉾町、神社、ちまき製作、文化庁、経済界、観光など、色んな分野へ取材を重ねているらしい。

今の大学生は、男女別に名簿が作られていたことも知らない世代。

女鉾の強みは何か、課題は何か、サスティナブルに祭を続けていくために何が必要か、LGBTQの方は囃子方になれるのかなど、グイグイと聞かれました。

 

ジェンダーについても、考えさせられることが色々。

お神輿の飾りつけに、女性は携われないことになっているけれど、

飾り金具を作ったり、修復しているのは女性だそうです。

まぁ男性だって、女性から産まれて来てるんやしね。

 

以前は男VS女の構造で語られがちだったけれど、時を経て、男性と女性の間に存在する人々が認められる社会になってきた。

我々も開かれた鉾として、「女」にこだわらずに活動する段階が来るかもしれない。

その時、どんな囃子になるかなぁ。