ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

お洒落ママ

Oさんから、「服をもらってくれないかしら?」と誘われて、太秦へ。

Oさんのお母様の遺品を見せていただくことになった。

ご実家で、衣裳ケースからたくさんの洋服和服を拝見。

タグのついた、新品のシャツや靴もある。

趣味で習っておられた太極拳のユニフォームがクリーニングの袋に入っている。

和裁もされるそうで、ご自分で縫った着物もあった。

帽子や扇子、ハンカチなどの小物もよりどりみどり。

 

「母には『我慢しないで、欲しいものを買ったらいい』と言ってたから、袖を通さないままのものが残っていてねぇ」

とOさん。

「この袴は、母の手縫いよ。私が成人式で着たものなの。まだ取ってた事にビックリ」

「このチャイナ服は、太極拳の先生と中国旅行に行った時に買ったのね」

など、お母さまの思い出もたくさん伺った。

和服をリニューアルしたドレスやケープ、衣裳に使えそうな服や小物をいただいた。

着物は袖が短くて、残念ながら断念したけれど、帯を2点戴いた。

帰宅して袖を通してみたら、カットやシルエットがお洒落。

「お母さま、お洒落でいらしたんですね」と、改めてお礼のメッセージ。

ありがたく、使わせていただきます。

写真は大映通りの街灯。