ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

海苔の佃煮

「のりのつくだ煮」など、今までほとんど食べたことがなかった。

入院に際し、「これ、持って行きよし」と渡された。

大丸で購入した、要冷蔵の高級品。

せっかくなので荷物に入れた。

 

病院食は煮物や和え物が中心。

温かいものは熱々で届くので、結構おいしいけれど、毎食どんぶりサイズのご飯には辟易する。

そこで、海苔の佃煮の登場。

板海苔とは違う、ヌラヌラした黒い食品。

味は、ふんわりとした甘味。海鮮の香りや藻臭はほとんどない。

 

ちなみに術後翌日の便は、黒かった。

「海苔の佃煮みたいな色でした」と言うと、看護師さんが慌てた。

腸から出血しているかもしれない、とのこと。

不安にかられていると、主治医が来て

「手術の直後は、黒いかもしれないけれど、手術している時に出血は伴うので、そんなに気にしなくて大丈夫」

と教えてくれた。

それ以来、私にとって、海苔の佃煮は血便のイメージ。

(ごめんなさい。)

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