ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ひめ16歳

高校時代の日記帳を読んだ。

本人は誰かに読まれることを想定して書いていないが、〇十年後の本人が読んだ。

 

内容のほどんどは好きな人の事である。

先輩や、通学路で見かける人や、小説の登場人物やアイドルなど、その時その時で移り変わる。

 

数学の偏屈な先生とクラスが対立したり

友人が緊急入院して代理で中夜祭実行委員長を務めたり

祖母が他界する前に何度か電話をくれたり

結構事件が起きているのに、添え物のような書きっぷり。

 

合唱コンクールで「流浪の民」を歌って2位になって悔しがったり

その年の体育祭で総合優勝して同級生達と「流浪の民」を歌いながら喜んだり

後輩から何かとプレゼントをもらったり

女子校生活もそれなりに充実していたことを実感した。

 

もはや他人のような過去の私だけど

「日記を書く」という習慣は、今の私に引き継がれてるのね。

 

「アイコ16歳」ならぬ、「ひめ16歳」の日記、もう誰にも読まれませんように。

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