ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

村民のうごめき

『カレーと村民』2回目の通し稽古。

明治38年、吹田村で生きていた村人達が見えてきた。

字が読めない人、

自分の考えが上手に伝えられない人、

字は読めるけど自分の考えがない人。

 

不器用な村民達が、新聞記事を巡ってうごめく事件。

 

でもその不器用さが、

理路整然と話さないのが、舞台では難しい。

村民のやり取りのモヤモヤした感じが伝わればよいなぁ。

 

とは言え今の日本かて、理詰めな話がスルーされたりする。

昔も今も、幸せの本質は、小さい声に紛れてたりするのかもねえ。

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