ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ラプラタ川

ベビー・ピーの『ラプラタ川』を観に、岡崎別院へ。

闇の中、ポツンと灯りのついたテント小屋は、いかがわしいお祭の雰囲気。

 

涼風と虫の声、役者たちが走る砂利の足音に包まれて演じられたのは、壮大なドラマでした。

半分くらいはスペイン語

鬼怒川や北海道、ブラジルやウルグアイやアルゼンチンへ心が飛びました。

時代も、民族も渡りました。

 

ガイドさんがお面だったり、山ぐるみが登場人物だったり、巨大なバッタに襲われたり、演じるのは人間だけじゃないけれど、それぞれが人格のある登場人物に見えたのも面白い。

 

異世界に連れて行ってくれる船みたいな、テントの灯り。

子供の頃に観たら、夢か幻みたいな記憶に残りそう。

 

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