美術館「えき」に『京都市美術館所蔵品展 花鳥風月』を見に行く。
花、鳥、風、月と、4つの部屋でそれぞれのテーマが描かれた作品。
上村松篁さんと淳之さん親子はどちらも小鳥を描いている。
吹けば飛ぶようなかそけき小鳥達が、
一斉にちょんちょんと歩き出す直前の様子が描かれている。
写真家、今森光彦さんのトークも聞いた。
今森さんは上村家にお邪魔したことがあるらしい。
そこに野鳥園のような庭があったらしい。
珍しい鳥も多く、ふさふさした羽毛やつぶらな瞳など、間近で見ることもできたそうだ。
そんな環境で、画家は写真も撮らずにこの鳥達のデッサンを書き上げたとか。
音楽家の耳が良いように、画家には視力が必要だ。
それもスポーツ選手なみに動体視力も良くないとあかんのや、と実感したのでした。