ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

偽作・桜の森の満開の下

野田Map『偽作・桜の森の満開の下』を観に、新歌舞伎座へ。
谷町九丁目のビルの6階。
提灯がたくさん下がって、歌舞伎も演じるのだろうけど、ピカピカの劇場だ。

坂口安吾の「桜の森の満開の下」と「耳男と夜長姫」、壬申の乱がミックスされたお話。
鬼がいっぱい出てきた。
鬼瓦、山賊の鬼、権力の鬼・・・
中でも一番怖い鬼は、無邪鬼の夜長姫。

美しい桜と軽快なセリフで飾られた、て妖し気で残酷なストーリー。
「耳に心がつくと恥ずかしい」というセリフは変更されたらしいけど
パリの人にも理解されたかなぁ。