ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

清々奉納

台風は夜中にビュンビュン吹き散らかしながら、通過して行った。
朝は、セミが鳴くほどの快晴!
時間を待つほどもなく、「奉納囃子、決行するよ!」と全員へ発信!

直前の雨で打ち水もされて、ここ数日にない快適さの中での囃子。
特に三部は囃子中に本殿から風が吹き上げて、提灯が揺れ、浴衣のたもとがはためくくらい。
(あ、神さまが喜んではる)
と感じて、思わず「わはー」と笑ってしまった。

太鼓のK先輩の「ほな行くよ」という目線にうなづいたら、
怒涛のような若三遍五遍。
鉦方も笛方もがんばった。

囃子が終わって振り返ったら、呼出しの後ろに座っているK嬢が泣いている。
それぞれが、とても清々しい顔をしていて、とても良い気が満ちていた。

私は個人的に1部で大失敗をしたけれど
関西テレビのニュースでは、その部分は放映されなかった。

平成最後の平成女鉾清音会の囃子、いいものが奉納できてよかったよかった。
すべてに感謝。ありがとうございました。