ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

イタミノート

イタミノートを観に、兵庫県伊丹市アイホールへ。
「地域と作る舞台」として、伊丹市民から公募した写真と、それにまつわるエピソードを舞台化する、という試み。
戦時中から昭和あたりの話が多い。
ユーモアも交えて、伊丹の人達の生活が浮き上がってくる。

・伊丹にお嫁に来た女性の半生
・少年野球での会話
・神戸の震災の話、などなど。

特に
・171号線を象が15頭、歩いていた話
はダイナミックで面白かった。
タイから神戸港に着いた象たち。
トラックに乗らなくて、行列して吹田まで行進したそうだ。
途中、武庫川で水遊びをしたりして、行きと帰りで小象が2頭生まれたらしい。
たくましいなぁ。

お客さんも、市民の方が多い。

「『伊丹』の発音が違う」とゴニョゴニョ言っている奥様方。
伊丹市民ホール」と「伊丹」では「イタミ」の発音が違うらしい。
後ろにつくときは「イ」にアクセントが
単独では「タミ」が高くなるそうだ。

「アンケートに書いたら?」
「どうやって書いたらいいか、分からへん」
「ごまのはえさんに直接言うたら?」
などと揉めている様子も微笑ましかった。