ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

金ちゃん

周年事業期間中、Tシャツに半ズボン、坊主頭の青年がウロウロしていた。
”おもてなしコーナー”でしょっちゅうお茶を飲んでいる。
そしてメンバーに質問をしてくる。

私に「部長?社長?課長?」と聞いてくるので
「私は隊長」と答える。
「明日は?1?」と聞くので
「明日は2日(とか3日)」と答える。
「これは?これは?明日?」と鉾を指差すので
「これは片付ける」と答える。
「どっち?こっち?」と指差すので
「あっち」と答える。
最後にバンバンと私の肩を叩き、どこかへ去っていく。
大体、こんな感じのローテーション。

時々、床机に座って囃子を聴きながら頭でリズムを刻んでいる。
そして1日に何回も、Tシャツを着替えてくる。

この青年が最終日「ボク、金ちゃん」と笑った。

金ちゃんという名前やったんか。早く聞けばよかった。

なんか、はなたれの神様みたいな存在。
最終日になると、ちょっとお別れが寂しくなってしまったよ。