ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

バスガイドのプロ

今回の旅行は、ほとんどがバス移動。
で、バスガイドさんがずーっと説明してくれる。

このガイドさんのトークが素晴らしかった。
長崎の農業、キリシタンの歴史、ドームの収容人数、福山雅治の実家など
揺れる車内で後ろ向きに冗談を言いながら、絶妙のタイミングで説明を入れてくる。

永井隆博士」の手記や
じゃがたらお春」の手紙を、何も見ずに気持ちを込めて語る。
バスの乗客がシーンと静まる。
原爆の話は、涙なしには聞けない。

歌も上手。
「無法松」、「長崎の鐘」「じゃがたらお春」など
いつの間にかバスごと大合唱になっている。

平戸で、たくさん階段を上がるのに、ヒールで軽々と皆を引率する。

つけまつげをしてウィッグをつけて、とてもきれいにしておられるけど
おそらく60代、もしかしたら70代ではないかしら。

プロの仕事っぷりをまざまざと見せていただきました。
「帰ったら、『バスガイドがおばちゃんやった』とは言わないでくださいね」っておっしゃっていたけれど
北島さん、ご一緒できてうれしかったです。