ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

サッポロビール園

北海道では、時間を見つけて色々足跡を記しました。
その紀行もボチボチ上げていこうと思います。

まずは、サッポロビール博物館。
ビール事業は、もともとは国を挙げての興業だったそうな。
外国に密航した中川清兵衛さんが偶然の出会いでドイツビールの醸造法を習得したらしい。
それを明治政府が呼び戻し、サッポロにビール工場を作った。
生産が追いつかないほど売れた、という面では
マッサンのウィスキーと違うのねぇ。

民営化したり合併したり、独占禁止法でまた分割されたり、
150年弱の間の日本のビール事情も変遷が激しい。

最後に、おいしいビールの注ぎ方も教えてもらった。
日本のほとんどのビールはビンも缶も、お店も、非加熱のものは生(ドラフト)ビールだそうだ。
逆に熱処理したものはラガービール

だから注ぎ方によって、お店で飲む生ビールと同じになる。
コツは3度注ぎ
①少し高いところから勢いよく注ぎ、グラスの6割程度まで泡を立たせる。
②金色の部分と泡が1:1に収まるのを待って少しゆっくり注ぐ。泡がグラスの9割程度でストップ。
③最後にゆっくり、泡がこんもりするくらい注ぐ。理想はビール7:泡3

泡が酸化を防ぎ、ビールの香りと炭酸ガスを逃しにくくする。
まろやかで香りが引き立つビール。

色々教えてもらって、サッポロビールのファンになってしまった。
関西にいると日々バタバタして、工場見学とかできないからねぇ。