サザンオールスターズの新しいアルバムに、京都を歌った歌がある。
「花見小路」
「鴨川(かわ)は流れ」
「祇園囃子」
「嵐山(やま)」
など、京都の情景や地名が盛り込まれている。
この歌、どうやら女性に振られた男性が彼女の面影を求めて京都をさまよっているらしい。
京都の歌は
『女ひとり』にしろ『京都慕情』にしろ、
男性に振られた女性が、失恋を抱えてさまよう内容が多いので、
桑田さん流の返歌なのだろう。
「嘘ばかりつく女 それを真に受けた男」
という部分、いけずな京おんなを連想させるけれど、まぁそんな女性もいるだろう。
だが、何よりタイトルがいただけない。
『イヤなことばかりの世の中で』
これ、アンニュイすぎひんか?
せっかく京都の歌やのに。
リクエストするのもブルーやわ。