ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

日舞発表会

日舞を習っている友人の発表会を観に、石長松菊園へ。

舞台袖にマイクを持った女性がいて
アナウンスしたり、テープを流したりしていた。
先生が「幕、下げて」と指示する声が聞こえたりして、
アットホームな発表会。

でも着倒れの京都らしく、皆さんの身に着けている着物や扇子は素敵だった。
オーソドックスな小紋もあれば
藍染の袖口にラインが入り、
帯がインディゴ染めのモダンな着物で踊る方もいた。

こういう”和”の芸能は「型」が大切なんだろうけど
その上で「気持ち」が乗っている人がいる。
そういう人の舞は、「型」より「内容」がぐっと迫ってくる。

こういうタイプの人が表現者なのかなぁ。
”あっちの世界を知っている人”に近いんとちゃうかなぁ。