ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

歯ピアノ

小学1年生からオルガンを習っていた。
それで、なんとなく自分の歯に白鍵の音階をつけていた。

左側から上の歯と下の歯を噛み合わせて「ド」から「ド」まで1オクターブ。
成長するにつけて、顎の形や噛み合わせが変わり
前歯の「ミ」と「ファ」は鳴らしにくくなってきたけど
時々、口を閉じたままで演奏をする。

音が出るわけではない。
自分の頭の中で奏でるのだ。

今日は「ラ」と「シ」の歯を治療した。
「ラ」と「シ」の歯は近接しているので、歯がぴったり重なっているところから虫歯になっていたらしい。

歯医者さんは「2本つなげてではなく、1本ずつ詰め物をしました」と言った。
よかった。
「ラ」と「シ」の独立性は保たれた。
不協和音を免れた。

久しぶりに口の中で、「ドレミの歌」を奏でたよ。