ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

漂流劇場

場当たりの途中
劇場にバラバラと音が響き渡る。

芝居で流れる波の音かと思いきや
集中豪雨がアトリエ劇研の屋根に当たる音だった。

あぁ、これくらいの大雨が降ったら
劇場も船みたいになるなぁ。

窓がないので、外の様子はちっとも分からない。
船の底部分に押しやられている気分だ。

ここには、ここのルールがある。

「キス」って言葉も大声で言えちゃうルールだよ!