ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

声のWS

山中ゆうりさんの「< 声 VOICE> を掘り起こす― 身体と表現」というワークショップを受けに、アートコミュニティスペースKAIKAへ。

ゆうりさんはロンドン在住、キャリア20年の俳優、俳優指導者、演劇教育者。
3月まで日本に滞在しておられるとのことで、京都まで出張ワークショップでした。

受講生には、先輩の役者さんも多数おられて、なんか豪華。

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人は日々の営みのなかで五感、また六感も使って外からの刺激を受け取ります。そして常に心と身体の中で「何か」かが起きています。その「何か」は、感情、感覚、または言葉にはなりにくいものです。それは、言葉であることもあれば、身体の動き、表情、ニュアンスのときもあります。人が毎日をより自分らしく豊かに生きてゆくためには、それを状況に合わせて的確に外に出せることが効果的です。「私の魂・心・身体・声」が素直に、真摯に、シンプルに繋がったときに、己の中に埋もれている「本来の声」を発せられるのだと思います。このワークショップでは様々なエクササイズを通じて、自らの身体から世界と繋がっていく道程を共に探求してみたいと思います。
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という内容は、ひたすらイメージ!
自然の中にいる想像、金色の鍵の形、真綿のいっぱい詰まった部屋に入ったイメージ、透明なイカの想像、零下30度の世界、360度自分の届く範囲をイメージして塗りつぶす。
そこで出てくる声を発する。

一つずつやっては皆で(どう感じたか)(何が見えたか)(見えなかったか)を語り合う。

最後は自分が持ってきたテキストを一行ずつイメージして、しっくりくる姿勢を探しました。

発声のテクニックとか、身体訓練とかを教えてもらうのかと思ったら、全然違った。
まずは自分を解き放つことが表現の基本なのですね。

終了後は、劇団衛星のお料理男子君によるご馳走。
湯豆腐、おいしゅうございました。