ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

「噛み」芸について

舞台で気をつけるべき基本の掟 その3

台詞を噛んでも決して自分で突っ込んではならない

一、噛むなら、中途半端ではなくとことん噛むこと。
一、「噛み」芸は、人から突っ込まれてやっと芸として成り立つと肝に銘じること。

自分で笑ってしまうとか
台詞を言い直すのは
素人の域です。

最近、客として
(惜しい!)
と思った舞台があったので、突き詰めて考えてみました。

噛むのはしょうがない。
失敗はつきものだから。
でも自らの至らなさで崩れてはダメ。

先日の落語でも噛み倒しましたが、よろけながらも何とか踏ん張りました。

そうか。

落語で噛んでしまった時、
相手役になって噛んだ自分に突っ込めたら
もう一段階芸が熟すかもしれへん。なぁ・・。


その前に基礎訓練。
例えば、「キンシ正宗」と4回言ってみる。