ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

この恋や思い切るべきさくらんぼ

恋など
何も難しくはありません。
偶然に起こって
自然に終わるものなのです。

とは、劇中の弥生さんの台詞。

「この恋や思いきるべきさくらんぼ」夏Ver. を観に伊丹アイホールへ。

映画監督と助監督と女優さんが出てくる3人芝居。
死んでしまったお姉さんの事は女優さんが代弁してくれたからはっきりしたけど
多くを語らない監督の気持ちも分かる。

両想いだし、独身だし、誰に遠慮するでなし。
な間柄でも、実らなかったりするのだ。繊細な理由で。

題名を観るだけで心が震えた私としては
もうじ~んとして、指先までシビれました。

あぁでも、思い切らなくて良かったのに。
そんなことしてる間にどんどん歳を取って
どうせいつかは死んじゃうんだから。

で、どっちにしても映画のラストは晴々と
「さよならだけが人生だ」
になるのだもの。