ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

主人は上手

落語デビューするにあたり、基礎を教えてもらう。
ただ座って話すにも、ルールがある。

「吉本花月の舞台を思い浮かべてください」

と言われた。
上手が家の奥。
下手が玄関。

主人は上手にいるらしい。
訪ねてくる人は下手。

「じょうず」「へた」じゃないよ
「かみて」「しもて」ですよ。

偉い人に話しかける時は左を向く。
年下や女房へは右に向いて話すんだって。

吉本のセットに決まりがあることも知らなかった。
よのなかは、見えないルールで動いてるんや!