ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

ディスカバリーサービス

ディスカバリーサービス 導入とその後について経験者が語る」
大学図書館問題研究会京都支部主催のワンディセミナーセミナーに参加。

次世代OPACと言われる検索に便利な新製品について
1.ディスカバリーサービスの基礎知識編
2.B大学の導入経過とその後
3.R大学の導入経過
4.構築で工夫した点や今後の課題

など、2種類の製品をそれぞれ日本で初めて導入した大学図書館担当者が生の声を聴かせてくれた。

興味を持っている人はたくさんいるようで、会場は満員。
「これは、インターネットが出現し始めた時の現象と同じだよ」
と、本部の方がおっしゃっていた。

両大学とも、担当者の相当な努力がうかがえる。
本格稼働に1年くらいかかったそうだ。

件名目録を見直すきっかけになったり、
利用サービスの提供方法や
図書館の管理業務など
それまでの仕事にも大きな変化をもたらすとおっしゃっていた。

検索の結果によって
凋落するデータベースができたり
貸出冊数が伸びたり
相互貸借の依頼が減ったり
他のサービスにも影響があるという統計を見せてもらった

学生がデータベースの存在に気づき、電子資源を使う様は予見以上の効果があったそうだ。

さて、それをどう自分達に反映させるか。
誰かとたくさん話したい気分になったけど、たまたま一緒になった受講者が新採の方で
「今日の話、さっぱり分かりませんでした」
と開口一番、正直に言ってくれたのでむずむず我慢した。
頭で整理する前に話をしながらまとめたいなぁ。
何となく、うちの位置は見えてきた気はするねんけどなぁ。

写真は、(うむむ)と見上げた会場で天井にあった和紙の灯り。
おそらく堀木エリ子さんの作品です。