ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

富士見合戦

前日の豪雪が、翌日カラリと晴れた。
今日は白い帽子をかぶった富士山がきれいに見れるはず!
と、新幹線に乗り込んだ18日朝。

京都から乗り込んだ、もう一人の女性がいた。
編み上げブーツに皮ジャン。
いかにもロック系ミュージシャン。
私はA席。彼女は同じ列のE席。

静岡駅を過ぎたあたりで静かにどよめき。

いや~ん!あっちや!

富士山を見るならE席だった!

E席の彼女は朝日がまぶしいのかシェードを下げている。
目をつぶって耳にはイヤホン。
私の席から直線では見れない。
ちょっとでいいからシェードを上げてほしい!

子供が座席に立ち上がって「きれ~」と親に教えている。
それを見て、E席の彼女は目を開けた。
で、ちょっとシェードを上げた。

やった!きれいでしょ?今日は最高の富士山でしょ?

私の心の声は届かず、
彼女は一瞬確認した後、すぐに下げた。

なになに~っ?!
この富士山に感動しないなんて!!

あんた、いくら音楽聞いてもいいミュージシャンにはなれんよ!

一人、憤りました。

というわけで写真は、連結デッキからのもの。

さすが、日本一のお山でありんす。