7月から始まる祇園祭について
大正生まれのM氏をお招きし、勉強会を開催。
M氏のお話は時空を超える。
中学生の頃に見た、鴨川氾濫の話。
応仁の乱の京都は、とにかく火事が多かった話。
天保の頃は災害から身を守るため、町の人が団結して町の境目に木戸を作り、門番を立てたらしい。
だけど四辻は治外法権の場。
捨て子が時々置かれていた。
町が保証人となって、世継がほしい家に引き渡す、という話。
文禄5年、鶏鉾町で制定された定法度には
座頭、猿楽、米屋に家を売るまじきこと。付、材木屋、かぢやの事。
と記されている。
火事を警戒して引っ越しを拒否された職業があったのだ。
それにしてもなぜ「猿学」が…。
これはいわゆる芸能人のこと。
人気商売は浮き沈みが激しいので、信用がなかったとか。
現代では、芸能人は高級住宅街に住んでるけどなぁ…。