ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

タルタルソースの災難

母と、ちょっと本格的な中華料理屋さんへ。
働いているのは中国の人ばっかりだ。
しばらくすると、奥でもめている声がする。

客「なんで海老フライにタルタルソースがかかってへんねん」
店員「海老フライにはもう味がついておりますので、そのままでお召し上がりください」
客「海老フライ言うたらタルタルソースやろ?
  ほな海老フライに何つけろっていうんや?」
店員「ではお好みでお塩をお持ちしましょうか」
客「塩で海老フライ食えるか?
  海老フライ言うたらタルタルソースやろ?
  タルタルソースないんやったら海老フライ出すなや」
店員「申し訳ありませんが、タルタルソースはございません」
客「なんでやねん。なんでタルタルソースないねん。
  あんな、今日は祝いの席やねん。
  みんなの前でこんなことで怒らすなや」
  
上下スエットの兄ちゃんだ。
よっぽどタルタルソースがかかった海老フライが好きなんやなぁ。
ほんでもタルタルソースは洋食屋ちゃうか?

回りで聞いているお客さんも「タルタルソース」って言葉が耳について面白くなってしまった。
兄ちゃん、いかついけど「タルタルソース」では喧嘩は売れへんで。