ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

お受験かよっ

野球狂の詩子』稽古。
今日は改訂版が発表された。

そう。まさしく発表。
新台本が、壁に貼り出されている。

改訂した箇所だけ、蛍光ピンクが引かれている。
出演者は壁に向かいながら、
自分の旧台本へ修正や書きこみを加えていく。
まるで合格発表を見に来た電報屋さんのようだ。

「ここがカットになって、ここに新登場人物が挿入されて・・・」
机に向かってブツブツ言う人もいる。
こちらはさながら予備校近くのマクドナルド。

ご存知の方もおられるだろうが、正一ショーの台本はコンパクトである。
普通の4ページ分くらいが、A41枚に集約されている。
字も細かい。
「通算奪三振記録」など、黒い虫に見える。

「もう直されへんからデータで送ってくれへん?」と要望してみた。
「いいっすよ」と、所長。

翌日送られてきたワードの台本は、びっくりするほど文字がでかかった。
1枚読むのに、1秒もかからない。
これじゃ読みながらベラベラめくらねばならない。
おまけに、全体のボリュームが皆の4倍である。
重いし、かさばるし。

コンパクトにするにはどうしたらいいんやろう・・・?
試行錯誤する私は、アンチョコを作る試験前みたいである。