ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

Banana Shpeel

「バナナ シュピール」という舞台を観るため、ブロードウェイへ。
Tketsで当日券を安く手に入れたにも関わらず、一番前の通路側真ん中の席だった。

シルク・ド・ソレイユの演し物らしいけど、コントぽい。

入場する時、怪しいお客さんがいた。
トレンチコートに靴下の人とか
歩行器で歩く薄汚いおじいさんとか
客席にいて大丈夫かなぁと思っていたら
皆、仕込みの出演者だったようだ。

舞台からクジで選ばれて一芸を披露し、
出演者に追い出されそうになりながらも
そのまま舞台を進行させていた。

「He is behind you」と子供が言っていた。
「志村うしろ~」的な歓声は、世界共通なのね。

みんなヤラセだと安心していたら、妹が舞台に引き上げられてしまった。
ドライブコントやレストラン、ダンスなど長時間にわたり、
マイムのコーナーに出演した。
観客は笑っていたし、妹もニコニコしていたのでよかった。

私と妹のチケットが入れ替わっていたら、私がブロードウェイの舞台に立っていたかもしれない。
ただ実際は「ドアを勝手に開けて乗り込んで」
「降りたらドアを閉めて」
「ダンスは頭を後ろに反らして」
など細かい指定を早口でささやかれたらしい。
私ならきっと無理だった。

何か聞かれたら、関西弁でしゃべってやろうと
覚悟はしてたんやけどね。