ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

血の婚礼

フラメンコ舞踏劇『血の婚礼』を観に、アルティへ。
おとついまで本番を行っていたホールが、すっかり別の形に。
ここは可動式の客席なので、ステージの形が自由自在なのだ。
「マジックラジオ」ではファッションショーのように三方客席でステージが張り出していた。

今日は基本的なホールの形。
そして一切台詞がなかった。
ストーリーはすべて踊りで表現されていた。

結婚式を迎えたカップルと昔の恋人の話。
花嫁を取り合ったり、男同士で決闘したり。
最後はブサーッとみんな死ぬ。
さすがスペイン、情熱の国の人々。
オスとメスがむき出しって感じ。

おとついに行った、150年間片思いするような、日本の観念的な世界とはまったく逆だわ。

お雪さんの後遺症か、少し疲れていたけれど
なんだか迫力に押されて元気になりました。
負(たたり)には負(血なまぐさい)のパワーかな。