ひめ日記3

日詰千栄の日々を綴ります。芝居のこと、祇園囃子のこと、京都のこと。

あっち行ってチョンチョン、こっち来てチョン

飲みの席で、「私、膝が悪いのよ~」と申告したOさんに
お店の大将が
「悪い膝には、蟻やで」と割り込んできた。

大将が以前、自転車を漕いでいた途中、膝があまりに痛くて動けなくなったところに中国漢方薬局があったとのこと。
そこにかけこんで処方してもらったのが、蟻の薬。
「蟻に膝の悪いヤツはおらんやろ?」というのが薬剤師の決め台詞だったらしい。

15000円で薬を購入し、半信半疑で飲んでいたが
1年以上何をしても治らなかった膝が、2-3日で熱を持って腫れてきて
1週間で効き目が現れたとのこと。

T嬢は「蟻の言葉が分かるのですか?」と突っ込んだ。
そりゃそうだ。
働き蟻の中には、膝の悪い蟻もいるかもしれへん。
アリの巣の中に、療養室やリハビリ用の部屋があるかもしれへん。
ま、あんまり考えられへんか。

アリさんの細い足にも、人間は助けられたりするんやなぁ。
アリがたい。アリがとう。